和村城址
和村城址は国道19号線から満寿橋を渡って右側に大沢沿いの坂を上ったところにある。
坂を上り切ったカーブ地点(城址北側)から見る和村城址は確かに館があった場所っぽく見える。
道路側の田んぼの北西角からみると城址へ続く道はこんな感じになっている。
道なりに進む。斜面は十分に手入れされている。
道を進むと城郭跡と思われる平らなところに出る。
この平らなところには大きな花崗岩が点在しているが、その形から基礎石のようには見えない。
須原愛宕山城址
和村から見た須原城址のある愛宕山。須原城の築年ははっきりしないが1500年代という説がある。
今回歩いた軌跡は以下の通り。ハンディ・アマチュア無線機にGPS APRS TNCユニットを付けて、GPS軌跡を描いた。
須原城址がある愛宕山に登るには幾つかのルートがあるが、須原から伊奈川に抜ける越坂の鞍部から出ている鉄塔巡視路が良い。
城址の手前に一つ目の鉄塔がある。
稜線沿いに道が続く。稜線はとても整備されていて歩きやすい。途中から土塁(堤防)と思われる土手が現れる。
2番目の鉄塔が現れる
鉄塔の先には平らな土地(城跡1)があり、その先には土橋と空堀がある。この平らな土地は「横平」という名前らしい(出典:信濃の山城と館 7 安曇野・木曽編、宮坂武男著)。
土橋の先には広い平らな台地(城跡2)がある。この平らな台地は観音平という名前らしい(出典:前出、信濃の山城と館)。この台地へは、土橋を渡り、狭いゲートを通って入るようになっている。この台地はそれなりの大きさの館が建てられる広さがある。
台地を過ぎると尾根沿いに道がある。途中に石垣の跡と思われる遺跡がある。
尾根沿いに道は続く。
3番目の鉄塔。
4番目の鉄塔。ここには2本の鉄塔が立っている。この2本の鉄塔は田光発電所と相ノ沢発電所からの電力を須原変電所に送っている。
更に尾根沿い進み5番目の鉄塔に出る。
途中、下に下りていく道がある(復路で下りてみる)。そのまま尾根を進むと山を下る。中腹に鉄塔がある。
更に道なりに下りると途中から再び上り坂となる。その先には橋場発電所への送水管の取水口がある。
再び越坂に戻る。途中、木曽川方面に下りる分岐の先を確認するために下りていく。
大屋城遺跡
野尻愛宕城址
野尻城址
野尻城址がある言われる城山または天王洞に登るには、袖山牧場から続く鉄塔巡視路に入り、国有林巡視路をだどっていく。この国有林巡視路が城山の頂上を通る。
詳しいルートについてはOutdoorページに記録してある。
頂上に上がる直前の登り。頂上の東側には平らなスペースはない。
頂上はとても狭く、一人用テントが一つ張れる程度のスペースしかない。
地図では頂上の先北西方向に尾根がある。この尾根はかなり狭くテントを張ることも難しいほどだ。頂上から尾根見るとこんな感じなっている。
尾根伝いに下りていく。幅はかなり狭い。
この尾根から下(右側)をみると巨石が並ぶ急斜面となっている。
この先は断崖となっており先に進むことはできない。
以上の頂上および周辺尾根の状況からここに城があったとは考え難い。
ただ、この頂上(1100m)の直下1040m辺りから湧きでる水がある。頂上とは言わなくとも、この付近にて暮らすことは不可能ではないかもしれない。