砂防ダム

大桑村には沢山の砂防堰堤がある。

浦川砂防堰堤

伊奈川地区奥の浦川上流には浦川砂防堰堤がある。この砂防堰堤は完全に埋まっており広大な砂地を形成している。

浦川砂防堰堤の上流には浦川第二砂防堰堤が建設されている。以下の写真は浦川第二砂防堰堤の工事現場で2022年7月31日撮影。

下在蛇抜け沢砂防堰堤

下在蛇抜け沢にて2020年3月に砂防堰堤が完成した。砂防ダムに堆積した土砂を除去し砂防能力を維持している。

上流の様子を見る限り、土砂が流れ込んだ場合は大量の大木も流れてくると予想される。

宮の沢砂防堰堤

宮の沢砂防堰堤は2024年3月に完成した。

蛇抜け沢砂防堰堤同様に、上流崩壊時には土砂に加えて大量の材木が流入することが予想される。

大沢砂防堰堤

大沢砂防堰堤は大沢中流域に設置されている。上流の河岸は可也荒れており崩壊の危険性が高いようにも見える。このような事情から土砂をせき止めるというよりも、比較的大きな流出物を濾しとる構造の砂防堰堤になっているようだ。これにはこの堰堤下流に特別の事情がある。

この堰堤の下流では関西電力の導水路が大沢を横切っており、大沢の水流は導水路下の水路隧道を通っている。上流で土石流が発生した場合、砂防堰堤が土砂を食い止めないと土砂がこの水路隧道を塞ぐことになり、それによる被害は甚大となる恐れがある。

野尻与川線と砂防堰堤

野尻与川線にある砂防堰堤は村内でも最も規模の大きな堰堤の一つだ。堰堤の堆積土砂も取り除かれており砂防堰堤としての機能を維持している。実際この堰堤が砂防機能を失った場合に野尻市街地に与えるであろう損害は可也のものになることが予想される。

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