須原駅の谷
須原駅は2つの谷を埋めて作られていました。
痕跡が残されていないと判断する理由は、須原駅建設のため、この二つの谷とその周辺が大きく埋め立てられ、木曽川側に盛土が行われたと判断されるからです。これらの工事により江戸時代の街道筋は消滅したと思われます。
上記の国土地理院の地図ではイメージが掴みにくいので、Androidアプリのスーパー地形でもっと立体的に見て見ます。須原駅のホーム北半分にむけて尾根がせり出しているのがわかります。鹿島神社南側の谷がホーム中央に向かって伸びています。この谷の水は国道19号線の下に排水されています。このことから須原駅ホームの中央は深く切れ込んだ谷で沢が山から木曽川に流れていたことがわかります。須原駅はこの谷を埋めたうえに、ホーム、駅舎、駅前広場、駅前広場へのアクセス道路が作られたわけです。